ユニークな条例紹介

今日は日本全国からちょっと変わった条例を紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず小池百合子東京都知事が無電柱化を推進していてそれを受けて今月に

東京都無電柱化推進条例」が都議会本会議で全会一致で可決、成立しました。

都道府県レベルでは全国初です。

この条例は防災機能強化のため既存の電柱を撤去電線を地中化するのいうものです。

小池都知事は都知事になる前の国会議員時代から無電柱化推進議員連盟

所属していて無電柱化に対しとても意欲がある方です。

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※比較のため参考画像を載せておきます。

 

 

 

 

 

 

 

滋賀県草津市愛する地球のために約束する草津市条例

なんだかポエムのような条例ですが地球温暖化防止に地域をあげて取り組むために

制定したようです。

 

※参考画像

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●青森板柳町りんごまるかじり条例

正式な名称は

りんごの生産における安全性の確保と生産者情報の管理によるりんごの普及促進を図る条例

 

                         ・・・長いです。

 

※参考画像

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この条例が制定されるきっかけとなったのは、農家が発がん性がある農薬を

りんご栽培に知らずに使ってしまっていたことが発覚したことに始まります。

 

消費者にそっぽを向かれてしまった青森のりんご市場は大打撃を受け、被害額は

想像を超えて深刻なものとなってしまいました。

県内の自治体は、地域内のすべての農場を回ってサンプリング調査をし、安全宣言を次々と出していきました。

 

これを機にまるかじりしても安全なりんごづくりのため町民は協力しなければ

ならないということのようです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本県人吉市

子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例

 

 

 市企画財政課の担当者によると、おそらく日本一長い条例名だといいます。

 

また詩的といいますか文学的な前文も面白いです。

 

※面倒な方は読み飛ばして結構です。

 

 

 

 

人吉をふるさとだと思っていただいているすべての方々に伝えたい。

 

ふるさとはあなたの思い出のとおり、今も青い山々とみどりなす球磨川のきらめきの中で春夏秋冬を優しく刻んでいます。

 

あの春の日、大きな夢と少しの不安を抱いて旅立った人吉駅のプラットホームは、昔と同じ官製(昭和)の匂いがかすかに残ったまま新生SLを迎え、秋空に響き渡るおくんち祭りの青井さんは国宝になりました。

 

線路の遥か向こうに憧れを追いかけていたあの頃、小さな幸せが子どもたちのポケットからこぼれ落ちそうで、また、悲しみさえも持ち寄り、支え合う場所があったような気がします。

 

今、人吉は笑顔のまちづくりに取り組んでいます。時代が変わっても誠実に生きることが報われるまちであることを目指して。

 

いつまでも人吉の応援団としてお見守りください。

 

※ちなみに「青井さん」は、人名ではなく"青井阿蘇神社"の通称のようです。

 

ちなみにこの直後にある第1条を見ると

 

第1条 この条例は、人吉市のまちづくりに賛同する市民、団体、人吉市出身者等による寄附金を財源として、これらの人々の意向を反映した政策を実施することにより、様々な人々の協働による個性豊かで夢と活力のあるまちづくりとふるさとづくりに資することを目的とする。

 

      ・・・前文で感動させておいて中身はいたってマジメですね。


 ちゃんと本文まで感動的にしておけば、寄付金がもっと集まるかもしれないのに・・・

 

 

 

            ・・・では今回はこのあたりにしておきましょう。